今回の一人旅は得たものが大きかった。
うまく言葉をまとめられないけど
自分のルーツに還れた気がした。
忘れていた何かを思い出させてくれた気がする。



夕日が綺麗だっていうから
どんなものだろう、と
何気ないところで偶然見れた
綺麗な夕日と変わらないんじゃ…
なんて思っていた自分が馬鹿だった。


17時に町中に響く、夕焼け小焼け。

公園で遊ぶ孫達を連れて帰ろうとするおばあちゃん。
「もうちょっと」とブランコに乗るお姉ちゃん。

夕日が沈む頃、その姿を見に来ようとする
旅行客や地元の人。
車を走らせて来た人もいた。
沈む夕日を前に騒ぐわけでもなく
ただただ静かにその時を待っている姿。

夕日が沈む瞬間
夕日に手を振る女の子達。

全てが重なった時
胸がいっぱいになって、涙がこみ上げてきた。



ただただ、美しかった世界。
旅先がここでよかった。
大切なものを心と目に焼き付けた。