「やばい、もうやめた方がいい」
「これで自分の気持ちは確立した」

今、この2つの気持ちが自分の中で
ぐるぐる渦巻いている。



心に決めていたこと、実行できた。
いつもは出来なくて悔しくて終わるけど
今回は思ってた以上のことができた。

今日はとうとう髪の毛を切っていた。
めちゃくちゃ短くはなっていなくて一安心。
だけどどんな髪型にしても似合うし好き。

彼の演奏中部屋に少しの変化をもたらすと
彼は数秒後には見抜くのだ。
しかもそれに突っ込まないことに驚愕。
普通にレッスンを続けていた。
最後に突っ込まれたが
どうして気付いた時に言わなかったのだろうか。
突っ込まれた時、否定したが
彼が口に出したことが答えなので
どうしてその時言わなかったのか不思議。

部分練習する所を括弧で書いたのを
始まりの部分は僕が書いて
終わりの部分は彼が書いたと思うんだけど
終わりの部分の括弧が二重になっていて
「こっちの括弧は二重になってるよ」
「なんででしょー?」と言われ
「その二重は誰が書いたの?」と訊くと
「キミでしょー!え?僕?」と
「キミですか?」と僕が言うと
「キミでしゅかぁ?」と。
可愛すぎて思わず
「キミでしゅかぁ」 と返した。
「キミですよー!」と。

消しバトをする時
いつも彼が消しゴムを貸してくれる。
「どっちがいい?カバーありとなし」
「カバーはあった方がいいの?」
「どっちでもいい!」
「じゃあ先生は白が好きだから白!」
同い年や年上の人なら分かるけど 
相手に選択権を与えるのが偉い。
大体の子は自分から選ぶ。
そういうところがほんとに好き。
消しバトでも僕が下手でも
下手って絶対に言わないし
むしろ僕が勝てるように仕向けてくれる。
なんなのこの優しさ。どこで取得したの 。
ジャンケンする時も僕が出す手を分析されて
「先生はチョキを出さない」と言われ
言われたからチョキばかり出したら
逆に負けちゃうSくんが可愛い。。
この子、ほんとに優しさのかたまりなの。

絶対言おうと思ってたこと。
「爪切ったよ!」
「知らねーよ、オレは噛んだ」
「これ短くなったと思う?」
「知らんやん、普通や」
今思えば、短くなったと思う?って
意味不明な返しだ。。(笑)

「キミもう長袖なの?」と 。
「違う、これは長袖に近いやつ」
「ハーフ?」「そう」
「Sくん半袖寒くないの?」
「うん、けど風邪ひいてる」
「あかんやん!」
先日、僕のことを好いてくれてる人に
「あなたの風邪なら移ってもいい」
 「だからわたしと会って」と言われた。
こっちからしたら責任とれないし
そんなこと迷惑すぎてできない。
だけど今なら、その人が言った気持ちが分かる。
僕はSくんの風邪ならもらってもいい。


続く。